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霊的堕落の動機


① 霊 的 堕 落

神は天使世界を創造されてから

(創一・26)


ルーシェル

(明けの明星という意、イザヤ一四・12)

に天使長の位を与えられた


それゆえに、あたかもアブラハムがイスラエルの祝福の基となったように


ルーシェルは天使世界の愛の基となり、神の愛を独占するかのような位置にいたのであった


しかし、神がその子女として人間を創造されたのちは、僕として創造されたルーシェルよりも、彼らをより一層愛されたのである


事実上、ルーシェルは、人間が創造される以前においても、以後においても、少しも変わりのない愛を神から受けていたのであるが


神が自分よりもアダムとエバをより一層愛されるのを見たとき


愛に対する一種の減少感を感ずるようになったのである


これは、ちょうど、朝から働いた労働者が、自分が働いただけに相当する労賃を全部受けとったにもかかわらず


遅く来て少し働いた労働者も自分と同じ労賃を受けとるのを見て


自分が受けた労賃に対する減少感を感じたという聖書の例え話

(マタイ二〇・1〜15)


と同じ立場であったということができる


このような立場で愛の減少感を感ずるようになったルーシェルは


自分が天使世界において占めていた愛の位置と同一の位置を


人間世界に対してもそのまま保ちたいというところから、エバを誘惑するようになったのである


これがすなわち、霊的堕落の動機であった


堕落論より









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